筋子のおにぎり
Posted at 08/04/15 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
コンビニでおにぎりを購入する時は、必ず”筋子のおにぎり”を
確保し、それからもう一個を適当に決める。
最初に”筋子のおにぎり”を選択するその行動に一切の迷いは無い。
しかし”筋子のおにぎり”には、重大な欠陥がある。
一口目、「ちっ!まだ米だけか!」
二口目、「おっ!ちょっと筋子の味がするぞ!」
そして期待しながらの三口目にその悲劇は、訪れる。
しまった!!筋子が全部、俺の口の中にぃぃっ!!
なんとか食い千切ろうと試みてもその努力は、虚しい。
さすがその名に「筋」と付くだけの事は、あると言える。
そして残される米だけのおにぎり。
ほんのりととオレンジ色に染められた米だけが”何おにぎり”だったのかの痕跡を留めるだけだ。
そんな悲劇を繰り返しながら僕は、いつの日か最後の一口まで
”筋子のおにぎり”として食べ終わるのを夢見てこれからも
”筋子のおにぎり”を購入していくのだろう。
”尾崎豊”がまだ存命していたならこの切なさと理不尽さを
歌にしてくれたかもしれない。